追い風逗子市 逗子

都心富裕層とテレワーク層が集まる湘南圏。逗子駅前商業地は地価上昇率+10.1%の高騰。

JR横須賀線・京急二路線利用圏の品薄感と都心からの転入超過が地価を下支えし、住宅地の中心価格帯は150〜200㎡で3,000〜4,500万円。一方で人口微減・高齢化率31%超は継続。2027年のJR逗子駅前一体再開発の具体化と、駅近平坦地と急傾斜バス便エリアの立地二極化がこれからの焦点。

エリアの見通し年表

2026
ハザード外・高台立地を精査注目

コロナ後の移住需要が一巡。地価は前年比+5〜6%で上昇継続も、伸びは鈍化の兆し。

2027
駅前再開発の確度を確認様子見

JR逗子駅前の一体再開発(JR東ビル+第1菊池ビル建替)の計画が具体化するか見極め。

2030
立地二極化の進捗を確認様子見

人口5万人割れが視野に。高齢化率35%超で実需の質が変化。立地間の価格二極化が進行。

2033
駅近の流動性が高い時期警戒

駅前再開発完了シナリオなら駅近の付加価値がピーク。郊外・ハザード地は流動性低下。

買う理由(4

湘南・逗子葉山ブランドの希少性

コロナ後の移住・テレワーク需要

都心アクセスと自然の両立

JR逗子駅前の一体再開発構想

買わない理由(4

構造的な人口減少と高齢化

津波・土砂災害リスク

再開発の不確実性

既に上昇した地価と低い流動性

人口の未来(逗子

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・46メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
20,445人(2025)
2050年 93 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1011012025年 1001002030年 98982035年 972040年 95952045年 942050年 93932055年 912060年 89892065年 872070年 8484全国 71202020302040205020602070
高齢化率
28.5%
全国比 -1.1pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 28.5%28.52030年 30.4%30.42035年 33.5%2040年 36.5%36.52045年 38.8%2050年 39.7%39.72055年 39.7%2060年 39.6%39.62065年 39.5%2070年 39%39全国 38.7%20302040205020602070
逗子(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は93減少傾向) 高齢化率も全国より1.1pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は12,289人(2025)→9,544人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(逗子

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

逗子市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
30.2%2020
全国比 -7.8pt10年で +5.4pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 逗子 24.8%24.82015年 逗子 27.0%27.02020年 逗子 30.2%30.2201020152020
夫婦と子供世帯率
29.0%2020
全国比 +4.0pt10年で -3.8pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 逗子 32.8%32.82015年 逗子 31.9%31.92020年 逗子 29.0%29.0201020152020
逗子逗子市全国

単身世帯率は30.2%と全国より7.8pt低い10年の変化は+5.4ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は29.0%と全国より4.0pt高い なお単身のうち65歳以上は14.9%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
20.3万円/m²
14.330.9万円/m²
2025年 / 22地点
路線価
15.5万円/m²
10.522.5万円/m²
令和6年 / 497地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 76%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

空き家率・賃貸空室率(逗子市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
17.1%
実質 9.5%(別荘等を除く)
全国比 -3.7pt前回比 0.0pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 17.8%17.82013年 17.0%17.02018年 17.1%17.12023年 17.1%17.12008201320182023
賃貸空室率
19.7%
全国比 +1.1pt前回比 +0.8pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 16.8%16.82018年 18.9%18.92023年 19.7%19.72008201320182023
逗子市全国

空き家率17.1%の内訳

空き家を100%とした構成比
21%
32%
48%
賃貸用21%その他(相続放置・長期不在)32%売却用・別荘等48%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層資産家・富裕層エリア性格駅前の繁華街エリア性格戸建中心の住宅街エリア性格郊外のベッドタウン

    同一需給圏はJR横須賀線・京急逗子線沿線から三浦半島エリアまで広がる。需要者の中心は逗子市及び周辺市町に居住する一次・二次取得者層で、都心・横浜方面への通勤者が多い。逗子駅徒歩圏かつ平坦な住宅地や逗子海岸に近い地域は品薄感が強く、東京圏の富裕層からの需要も認められ、複数地点で「旺盛」「強含み」と評される。一方、神武寺駅・東逗子駅周辺や沼間の傾斜地は生活利便性がやや劣り、割安感を求める需要が中心となる。沼間のアーデンヒルは環境重視の富裕層需要に加え米軍向け賃貸需要もある特殊な圏域。商業地は逗子駅前・東逗子駅前を中心に地元法人・店舗事業主が主な需要者だが、取引件数自体が少なく中心価格帯の把握は困難とする鑑定士が多い。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強みブランド強み希少性マクロ感応性安定

    逗子市の人口は少子高齢化により微減傾向が続くが、都心方面等からの転入者による社会増の年も多く、高齢化率は31%を超える。逗子駅徒歩圏や逗子海岸に近い住宅地・駅前商業地では需要が特に旺盛で、年間変動率は+6~+10%程度と大きく上昇する地点が目立つ。一方、神武寺駅・東逗子駅周辺や沼間の急傾斜地(車の進入が困難な立地)は+1.4~+3%台にとどまり、駅距離・地勢による地価上昇の二極化傾向が複数の鑑定士から指摘されている。個別的要因の変動は大半の地点で「特段なし」とされ、地域要因の変化が地価動向の主因となっている。逗子市まちづくり条例の見直しにより商業地域の駐車場整備基準が緩和され、中高層店舗付住宅への建替えが進行中である。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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