中立鎌倉市 鎌倉

都心富裕層が流入する旧鎌倉。扇ガ谷・海近物件は品薄で地価は前年比+7〜10%

鎌倉駅徒歩圏・海近住宅地は地価が前年比+7〜10%上昇、扇ガ谷は品薄感が継続。一方でバス便圏は地価が前年比+2〜4%にとどまり二極化が顕著、人口は微減で高齢化率は県内最高水準。2028年深沢地区「街開き」と2032年村岡新駅開業が次の転換点。

エリアの見通し年表

2025
情報収集・様子見注目

深沢地区で文化財追加調査が実施中。造成工事スケジュールに遅延の可能性。村岡新駅の工事も本格化。

2028
進捗・調査状況を確認様子見

深沢地区「街開き」予定。鎌倉市役所の新庁舎が供用開始。文化財調査の影響で遅延の可能性あり。

2030
深沢周辺の物件動向を注視注目

村岡新駅開業(2032年予定)に向けてインフラ整備が本格化する見通し。

2032
保有継続継続

JR東海道線・村岡新駅が開業。深沢地区への交通アクセスが劇的に改善。

2035
保有継続か売却かを改めて検討警戒

新駅効果・再開発効果が地価に反映される時期と見込まれる。一方、鎌倉市の人口減少が本格化する局面も視野に入ってくる。

買う理由(5

深沢地区264億円の大規模土地区画整理事業

村岡新駅(JR東海道線)が2032年に開業予定

「鎌倉」ブランドの希少性と根強い居住需要

地価上昇率は前年比+4.85%と加速傾向

湘南エリアの広域的な再開発波及効果

買わない理由(5

人口減少が4年連続で進行中

津波リスクが極めて高い

オーバーツーリズムによる生活環境の悪化

文化財調査による再開発遅延リスク

東京都心への通勤利便性が低い

人口の未来(鎌倉

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・47メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
15,605人(2025)
2050年 88 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1021022025年 1001002030年 97972035年 95952040年 92922045年 90902050年 88882055年 86862060年 83832065年 80802070年 7777全国 71203040506070
高齢化率
32.9%
全国比 +3.3pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 32.9%32.92030年 34.3%34.32035年 36.8%36.82040年 40.1%40.12045年 41.3%41.32050年 41.6%41.62055年 40.5%40.52060年 40.1%40.12065年 39.1%39.12070年 38.6%38.6全国 38.7%3040506070
鎌倉(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は88減少傾向) 高齢化率も全国より3.3pt高い 生産年齢人口(15〜64歳)は8,984人(2025)→6,674人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(鎌倉

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

鎌倉市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
32.1%2020
全国比 -5.9pt10年で +4.3pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 鎌倉 27.8%27.82015年 鎌倉 29.3%29.32020年 鎌倉 32.1%32.1101520
夫婦と子供世帯率
29.0%2020
全国比 +4.0pt10年で -2.7pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 鎌倉 31.7%31.72015年 鎌倉 30.5%30.52020年 鎌倉 29.0%29.0101520
鎌倉鎌倉市全国

単身世帯率は32.1%と全国より5.9pt低い10年の変化は+4.3ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は29.0%と全国より4.0pt高い なお単身のうち65歳以上は13.8%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
21.3万円/m²
14.839.7万円/m²
2025年 / 52地点
路線価
26万円/m²
1451万円/m²
令和6年 / 142地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 122%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(鎌倉市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
10.8%
全国比 -3.0pt前回比 -0.8pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 9.3%9.32013年 11.8%11.82018年 11.6%11.62023年 10.8%10.808131823
賃貸空室率
18.4%
全国比 -0.2pt前回比 +1.9pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 14.8%14.82018年 16.5%16.52023年 18.4%18.408131823
鎌倉市全国

空き家率10.8%の内訳

空き家を100%とした構成比
43%
50%
賃貸用43%その他(相続放置・長期不在)50%売却用・別荘等8%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層資産家・富裕層買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格観光客が集まる街エリア性格戸建中心の住宅街エリア性格成熟した商業エリア

    同一需給圏はJR横須賀線・東海道線・江ノ島電鉄線・湘南モノレール線沿線で、鎌倉市および逗子市・藤沢市の一部を含む圏域として捉えられている。商業地は鎌倉駅至近の駅前商業地および若宮大路沿いの観光客向け店舗街が中核で、不動産賃貸業や都心の不動産業者・投資家の進出も認められる。住宅地の需要者は鎌倉市および周辺市在住の一次・二次取得者が中心だが、旧鎌倉地区や海岸近接エリアでは鎌倉ブランドを志向する都心からの富裕層転入も多い。供給は限定的で、土地200㎡で5,000〜8,000万円台、扇ガ谷など最上位地区では1.5億円超の高単価取引も見られる。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強みブランド強み観光集客強み希少性マクロ感応性観光景気感応

    鎌倉市の人口は微減傾向で推移し、高齢化率は神奈川県平均を約5%上回り県内最高位水準にある。一方でインバウンドを含む観光客数の増加と低金利政策を背景に、不動産需要は堅調で地価は上昇基調にある。商業地は鎌倉駅周辺・若宮大路で年率+10〜13%程度の上昇を示し、住宅地も旧鎌倉地区・海岸部で+7〜8%、扇ガ谷など希少エリアで+7.7%を記録している。一方でバス便圏の今泉台・鎌倉山・浄明寺などは値頃感による回復にとどまり、+0.7〜4%程度と利便性による二極化が顕著である。村岡新駅(仮称)新設や市役所移転、釈迦堂切通の通行再開(令和8年度予定)など将来材料も控える。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

    🔒 この章は Waiting List 登録後の招待でご覧いただけます

  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

    🔒 この章は Waiting List 登録後の招待でご覧いただけます

— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

Waiting List に登録する(無料)

招待制ベータのため、ご登録いただいた方から選考のうえ順次ご招待します