追い風厚木市 本厚木

県央最大級の小田急ハブ・本厚木。駅前の地価は2025年に+5.02%上昇し、再開発が動いている。

本厚木は小田急ロマンスカーが停まる県央最大級のターミナルで、駅周辺の公示地価は2025年に前年比+5.02%、厚木市全体でも10年で+28%上昇した。駅東側の中町第2-2地区では図書館・こども未来館・市庁舎が入る複合施設あつめき」が2027年度開業へ建設中で、北口の市街地再開発も進む。一方で市の人口は2050年に約-15.5%減る見通しで、既に上昇した地価の割高感には注意が必要。

エリアの見通し年表

2025
計画進捗確認進行中

中町第2-2地区の複合施設「あつめき」(図書館・こども未来館・市庁舎・消防本部)が建設中。2024年9月着工。

2026
物件探索開始進行中

本厚木駅北口地区市街地再開発が都市計画決定・組合設立へ準備中。駅前商業の更新が具体化する局面。

2027
価格水準確認転機

複合施設「あつめき」が開業予定(2027年度)。行政・文化機能が駅前に集約され集客が高まる。

2030
保有方針の見直し警戒

厚木市の人口減少と高齢化が進む見通し。再開発効果の織り込み後の需給に注意。

買う理由(5

本厚木駅周辺の地価は2025年に+5.02%、市全体も10年で+28%上昇

中町第2-2地区の複合施設「あつめき」が2027年度開業予定

小田急ロマンスカーが停まる県央最大級のターミナル

本厚木駅北口の市街地再開発も進行中

厚木市の人口は10年で-3.2%と県内で比較的安定

買わない理由(5

厚木市の人口は2050年に約18.9万人(-15.5%)の推計

厚木市の地価は既に10年で+28%上昇し割高感がある

相模川・中津川の洪水浸水想定と土砂災害リスク

厚木市の賃貸空室率は2023年時点で19.0%

再開発効果は価格に織り込まれつつある

人口の未来(本厚木

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・41メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
28,879人(2025)
2050年 90 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1001002025年 1001002030年 99992035年 98982040年 96962045年 93932050年 90902055年 87872060年 83832065年 78782070年 7474全国 71203040506070
高齢化率
21.7%
全国比 -7.9pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 21.7%21.72030年 24.6%24.62035年 28.6%28.62040年 33.3%33.32045年 35.8%35.82050年 38.1%38.12055年 39.4%39.42060年 42%422065年 42.9%42.92070年 41.7%41.7全国 38.7%3040506070
本厚木(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は90減少傾向) 高齢化率も全国より7.9pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は19,607人(2025)→13,956人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(本厚木

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

厚木市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
38.7%2020
全国比 +0.7pt10年で +4.7pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 本厚木 34.0%34.02015年 本厚木 35.2%35.22020年 本厚木 38.7%38.7101520
夫婦と子供世帯率
26.9%2020
全国比 +1.9pt10年で -4.4pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 本厚木 31.3%31.32015年 本厚木 29.5%29.52020年 本厚木 26.9%26.9101520
本厚木厚木市全国

単身世帯率は38.7%と全国より0.7pt高い10年の変化は+4.7ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は26.9%と全国より1.9pt高い なお単身のうち65歳以上は9.7%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
14.6万円/m²
8.725.9万円/m²
2025年 / 28地点
路線価
16.5万円/m²
8.8113万円/m²
令和6年 / 560地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 113%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(厚木市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
12.5%
全国比 -1.3pt前回比 -1.5pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 12.0%12.02013年 13.6%13.62018年 14.0%14.02023年 12.5%12.508131823
賃貸空室率
19.0%
全国比 +0.4pt前回比 -3.4pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 23.6%23.62018年 22.4%22.42023年 19.0%19.008131823
厚木市全国

空き家率12.5%の内訳

空き家を100%とした構成比
62%
33%
賃貸用62%その他(相続放置・長期不在)33%売却用・別荘等6%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人買い手の需要層マンションデベロッパーエリア性格駅前の繁華街エリア性格郊外のベッドタウン

    本厚木駅周辺の同一需給圏は、住宅地では駅からバス便または徒歩圏の厚木市内・県央地域、商業地では本厚木駅前および国道246号・厚木IC周辺の路線商業地に大別される。住宅需要の中心は市内在住の一次取得者・買替層で、都心や横浜方面への通勤者の流入も見られる。宅地供給は小規模開発や既存宅地の分割が中心。商業地は本厚木駅前再開発の進捗を受け、マンションデベロッパーや地元中小法人、全国チェーン店等の需要が旺盛だが、供給される物件は少なく希少性が高い。価格帯は立地・規模差が大きく市場の中心価格帯の把握は困難とする記述が多い。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み再開発強み希少性マクロ感応性安定

    一般的要因としては、厚木市の人口が転入超過に転じつつあること、コロナ禍からの経済活動正常化、円安・インバウンド効果、緩やかな景気回復などが繰り返し言及される。地域要因では、本厚木駅北口・南口の再開発事業や市役所移転を含む中町周辺再整備事業の進捗が商業地・住宅地双方の地価上昇を後押ししていることが共通して指摘される。一方、バス便エリアの住宅地は駅からの利便性の低さが変わらないものの、住宅需要の底堅さや割安感を背景に緩やかな上昇が続く。個別的要因の変動はほとんどの地点で「特段の変動なし」とされ、地価変動は主に一般・地域要因に起因する。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

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