機関投資家が買う値段で、賃料がついていかない。梅田の構造的緊張。
鑑定30件全てで地価上昇を確認。核心部の地価は年間変動率+3〜7%にとどまる一方、周辺の豊崎・中津・福島は地価が+15〜19%と格差が拡大。賃料は地価に遅行しており収益価格が比準価格を下回る地点が大半。2027年グラングリーン大阪全面開業がオフィス需給・マンション供給の両面に影響する。
エリアの見通し年表
オフィス空室率が2023年2.5%→2024年6.7%へ急上昇。うめきた公園(北公園)開業予定。
グラングリーン大阪全面開業(タワーマンション南街区含む)。需給バランスの変化を確認。
JLL予測では2028年以降にオフィス賃料回復局面。供給消化の進捗が投資判断に影響する可能性がある。
大阪・関西万博(2025年)効果の定着と北区の人口ピーク付近。
大阪市全体の人口減少が顕在化。高値水準での市場動向に注意が必要な時期。
オフィス空室率が2023年2.5%→2024年6.7%へ急上昇。うめきた公園(北公園)開業予定。
グラングリーン大阪全面開業(タワーマンション南街区含む)。需給バランスの変化を確認。
JLL予測では2028年以降にオフィス賃料回復局面。供給消化の進捗が投資判断に影響する可能性がある。
大阪・関西万博(2025年)効果の定着と北区の人口ピーク付近。
大阪市全体の人口減少が顕在化。高値水準での市場動向に注意が必要な時期。
買う理由(4)
グラングリーン大阪(うめきた2期)が2027年に全面開業
大阪市北区の人口が2005〜2020年で39%増
大阪・関西万博(2025年)以降のインバウンド底上げ
関西広域の交通結節点として不動の地位
買わない理由(5)
地価が2015年比+136%の高値圏
オフィス大量供給で空室率が急悪化
うめきた2期マンション約1,500戸超の供給圧力
淀川水系・高潮・津波の複合ハザード
インバウンド需要への高い依存度
人口の未来(梅田)
駅中心から半径1km・43メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。
全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は101(横ばい傾向)。 高齢化率も全国より14.5pt低い(若い)。 生産年齢人口(15〜64歳)は20,365人(2025)→17,715人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。
世帯構成(梅田)
大阪市北区の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。
単身世帯率は63.7%と全国より25.7pt高い。10年の変化は+2.1ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか。夫婦と子供世帯は13.0%と全国より12.0pt低い。 なお単身のうち65歳以上は8.7%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。
土地価格
この街は公示価格の調査地点が8地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。
公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。
路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。
出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成
空き家率・賃貸空室率(大阪市北区)
5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。
空き家率11.1%の内訳
空き家を100%とした構成比空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。
賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。
鑑定士のまとめ
温度感
- 01— いま —
市場の特徴
誰が、いま、どう買っているのか?
買い手の需要層不動産ファンド買い手の需要層マンションデベロッパー買い手の需要層地元の店主・事業主エリア性格駅前の繁華街エリア性格成熟した商業エリアエリア性格マンションが建つ予定の土地同一需給圏は大阪市北区を中心に中央区・福島区・西区に及ぶ広域商業地域圏。梅田核心部(大深町・梅田1丁目・角田町など)の主たる需要者は国内外の機関投資家・J-REIT・全国規模の法人であり、東京・名古屋・福岡市場とも比較される投資対象として認識されている。距離が離れるにつれ不動産事業者・マンション開発業者・地元資本企業へと需要者層がシフトする。うめきた2期近接の福島区・大淀南・豊崎エリアでは共同住宅用地への転換需要が旺盛で出物が少なく需給が逼迫している。全地点で「中心価格帯の把握が困難」と記載されており、取引の個別性が高く画地規模・用途・取引動機により価格水準が広範にばらつくことが共通認識として共有されている。
- 02— なぜ —
地価を動かす要因
何が上げ、何が下げているのか?
強み再開発強み路線多数マクロ感応性景気感応高変動率は梅田核心部から周辺に向かうほど高く、大深町・梅田1丁目が年間+3〜7%台にとどまるのに対し、堂島・豊崎・中崎西・福島6〜7丁目では+15〜19%台に達している。グラングリーン大阪先行開業と都市再生特別地区による容積率緩和がプライムゾーンを押し上げ、その波及効果が周辺の「うめきた2期近接エリア」に強く作用している構図が複数の鑑定士に共通して指摘されている。追い風要因として全地点で①ポストコロナ人流回復②緩和的金融環境③インバウンド増加が挙げられ、懸念材料として①建築資材・建築費高騰②長期金利の動向③海外景気下振れリスク④オフィス大量供給が共通して示されている。住宅地(中津・大淀南・福島)の変動率は+7〜8%と商業地より低位で安定推移している。
- 03— どう値付け —
値付けの根拠
比準と収益、どちらを重視したか?
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- 04— これから —
これからの見通し
向こう数年、どこに向かうか?
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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約
このエリアで、さらに見られる分析
物件タイプ別の判定
ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き
融資に使える金融機関
エリアをカバーする銀行・信金と積極性
ハザード分析
洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正
主要駅までの所要時間・想定賃料
通勤アクセスと賃料シミュレーション
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