追い風千葉県柏市 柏駅周辺

千葉最大級の通勤ターミナルで東口・西口の同時再整備が動き出した

駅徒歩10分圏の住宅地は坪100万前後に定着し供給が極めて希少。一方、住宅地の賃料は伸び悩み収益採算は成立しにくく、一部の鑑定士は「潮目の変化」を指摘する。東口D街区の商業施設は開業済み、西口複合施設は2030年完成予定で柏の葉パークタワー43階(629戸)が2028年に加わる。

エリアの見通し年表

2026
再開発進捗を確認・判断注目

旧そごう柏店本館解体完了・土地引渡し。柏駅東口駅前広場の再編工事が一部完成。

2028
保有継続・エリア価値の動向を注視継続

パークタワー柏の葉キャンパス(43階・629戸)入居開始。柏の葉エリアの人口・商業集積が加速。

2030
保有継続継続

西口複合公共施設(図書館・市民センター・子育て支援)完成。東口再整備の全体像が具体化。

2032
地価織り込み状況を確認警戒

東口駅前再整備の主要工事完了。再開発効果が地価に織り込まれる。

2035
再評価様子見

柏市の人口がピーク(約44.5万人)を過ぎ、減少局面に入る。高齢化率上昇に注意。

買う理由(6

柏駅東口の大規模再開発が始動

柏の葉スマートシティとの二極構造

3路線結節の交通利便性

千葉県北西部の商業中心地

人口44万人超を維持する都市基盤

西口再整備で都市機能が充実

買わない理由(4

2035年以降の人口減少局面

利根川・手賀沼の洪水・液状化リスク

流山おおたかの森との競合

再開発後の供給過多リスク

人口の未来(

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・47メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
41,350人(2025)
ピーク2040+5.5%
指数(2025年=100)
2020年 96962025年 1001002030年 1031032035年 1051052040年 1061062045年 1061062050年 1051052055年 1041042060年 1031032065年 1011012070年 9999全国 71203040506070
高齢化率
20.2%
全国比 -9.4pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 20.2%20.22030年 22.1%22.12035年 24.6%24.62040年 27.8%27.82045年 30.1%30.12050年 32.3%32.32055年 34.8%34.82060年 38.5%38.52065年 41.1%41.12070年 40%40全国 38.7%3040506070
(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は105増加傾向) 高齢化率も全国より9.4pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は28,261人(2025)→25,139人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

柏市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
35.7%2020
全国比 -2.3pt10年で +6.3pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 柏 29.4%29.42015年 柏 33.5%33.52020年 柏 35.7%35.7101520
夫婦と子供世帯率
29.1%2020
全国比 +4.1pt10年で -4.7pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 柏 33.8%33.82015年 柏 31.0%31.02020年 柏 29.1%29.1101520
柏市全国

単身世帯率は35.7%と全国より2.3pt低い10年の変化は+6.3ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い夫婦と子供世帯は29.1%と全国より4.1pt高い なお単身のうち65歳以上は9.9%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
14.4万円/m²
829.5万円/m²
2025年 / 60地点
路線価
13.5万円/m²
621.5万円/m²
令和6年 / 110地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 94%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(柏市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
9.9%
全国比 -3.9pt前回比 -1.1pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 11.8%11.82013年 10.8%10.82018年 11.0%11.02023年 9.9%9.908131823
賃貸空室率
22.0%
全国比 +3.4pt前回比 +2.4pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 22.9%22.92018年 19.6%19.62023年 22.0%22.008131823
柏市全国

空き家率9.9%の内訳

空き家を100%とした構成比
74%
23%
賃貸用74%その他(相続放置・長期不在)23%売却用・別荘等3%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人買い手の需要層不動産ファンド買い手の需要層マンションデベロッパーエリア性格駅前の繁華街エリア性格昔から続く住宅街

    同一需給圏はJR常磐線柏駅を中心に、千葉県内の主要駅周辺商業地・住宅地として広域的に形成されている。商業地では個人投資家・投資ファンド・大手不動産業者が需要者の主体と複数の鑑定士が共通して指摘しており、大手飲食チェーン・物販店等が賃貸需要の中心である。柏駅東口・西口ともに中高層店舗兼事務所ビルが集積し、県内有数の商業集積度を持つとされる一方、通常売買の取引事例が少なく中心価格帯の把握が困難と多くの鑑定士が言及している。住宅地では30〜40代の都内通勤ファミリー世帯を中心とした一次取得者が主たる需要者であり、マンション用地では開発分譲業者の需要も旺盛である。柏駅徒歩10分圏内の住宅地は空地が少なく供給が極めて希少であることが、複数の鑑定士から繰り返し指摘されており、坪100万円前後が市場の中心価格帯として定着している。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み再開発強み希少性マクロ感応性金利感応高

    全30地点を通じて、柏市の人口・世帯数の増加傾向が地価上昇の主因として多くの鑑定士に挙げられている。柏駅東口再開発D街区の商業施設開業・整備完了が商業地域の繁華性を高め、歩行者通行量の増加と商業集積性の向上につながっているとの指摘が複数地点で共通する。住宅地では、柏駅近接エリアの価格上昇圧力が波及し、徒歩限界圏や駅からやや距離のある地域でも上昇傾向が続いている。変動率は住宅地で年間3〜10%超、商業地で3〜6%程度と広い幅を持つ。一方で、国際情勢・為替・金利動向・建築費高騰への注視を促すコメントが複数の鑑定士から並立しており、一部の鑑定士は「昨年までとは潮目が変わりつつある」と中長期的に注視する姿勢を示している。JR常磐線以外の鉄道網の薄さから利便性良好エリアが駅近に限定される傾向も地域特性として言及されている。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

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