向かい風銚子市 銚子駅周辺

若年層が神栖市へ流出し続け、飯沼観音・漁港周辺も閉店店舗が連なる

銚子市の商業地は年間変動率▲2〜3.9%の下落が継続、住宅地も年間変動率▲1〜3.5%と全地点でマイナス。一方、隣接する旭市・匝瑳市は国道ロードサイドや銚子連絡道路開通効果で一部横ばいに転じており、洋上風力発電の経済波及効果を鑑定士が注視しているが銚子市中心部への波及は2025年時点で確認されていない。

エリアの見通し年表

2025
政策動向注視転機

2025年4月市長選で人口減少対策が最大争点に

2030
行政存続動向を注視様子見

人口5万人割れが見込まれる節目。行政サービス維持可否が焦点

買う理由(2

観光・漁業資源の潜在的価値

絶対価格の低さ

買わない理由(3

消滅可能性自治体(構造的に深刻)

地価10年連続下落・加速

東京から遠距離・代替交通なし

人口の未来(銚子

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・32メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
4,961人(2025)
2050年 54 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1111112025年 1001002030年 89892035年 792040年 70702045年 622050年 54542055年 472060年 40402065年 342070年 3030全国 71202020302040205020602070
高齢化率
42.2%
全国比 +12.6pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 42.2%42.22030年 44.4%44.42035年 47.2%2040年 49.4%49.42045年 50.7%2050年 51.8%51.82055年 52.5%2060年 54.2%54.22065年 56.7%2070年 58.5%58.5全国 38.7%20302040205020602070
銚子(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は54減少傾向) 高齢化率も全国より12.6pt高い 生産年齢人口(15〜64歳)は2,549人(2025)→1,167人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(銚子

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

銚子市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
36.8%2020
全国比 -1.2pt10年で +6.5pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 銚子 30.3%30.32015年 銚子 32.5%32.52020年 銚子 36.8%36.8201020152020
夫婦と子供世帯率
18.6%2020
全国比 -6.4pt10年で -2.2pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 銚子 20.8%20.82015年 銚子 20.0%20.02020年 銚子 18.6%18.6201020152020
銚子銚子市全国

単身世帯率は36.8%と全国より1.2pt低い10年の変化は+6.5ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い夫婦と子供世帯は18.6%と全国より6.4pt低い なお単身のうち65歳以上は15.6%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
3.3万円/m²
2.84.6万円/m²
2025年 / 7地点
路線価
2.5万円/m²
1.84.3万円/m²
令和6年 / 130地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)参考値
実勢 110%
公示 100%
路線価 76%

この街は公示価格の調査地点が7地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

空き家率・賃貸空室率(銚子市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
19.8%
全国比 +6.0pt前回比 +1.6pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 12.9%12.92013年 15.5%15.52018年 18.2%18.22023年 19.8%19.82008201320182023
賃貸空室率
35.6%
全国比 +17.0pt前回比 +4.1pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 28.7%28.72018年 31.5%31.52023年 35.6%35.62008201320182023
銚子市全国

空き家率19.8%の内訳

空き家を100%とした構成比
43%
53%
賃貸用43%その他(相続放置・長期不在)53%売却用・別荘等4%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層地元の店主・事業主エリア性格成熟した商業エリアエリア性格戸建中心の住宅街エリア性格昔から続く住宅街

    商業地3地点(末広町・清川町1丁目・和田町)の同一需給圏は銚子市中心市街地を中心に旭市・匝瑳市へ広がる普通・近隣商業地域。需要者は自己使用目的の地元個人事業者・零細企業が中心で、郊外大型店や国道沿い商業施設への顧客流出により商況は衰退傾向が著しく、新規出店は乏しい。供給は未利用地・中古物件中心で、価格帯は概ね30千~70千円/㎡。住宅地5地点は市中心部及びその外縁が同一需給圏で、需要者は自己居住目的の地元在住個人・一次取得者が中心。少子高齢化や神栖市等への転出により需要は弱含み、建築費高騰も重なり中古住宅への需要が優勢となっている。銚子駅・松岸駅徒歩圏は比較的良好とされるが、全域で需要低迷が共通する。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み利便性高マクロ感応性観光景気感応

    一般的要因は各地点で共通し、人口減少・少子高齢化に伴う商況・雇用・消費の縮小と地元経済の低迷、水産業・観光業を主とする地域経済の低迷を指摘する一方、洋上風力発電事業による経済波及効果への期待が全地点で言及されている。地域要因は用途で分かれ、商業地3地点(末広町・清川町1丁目・和田町)は郊外大型店や国道沿い施設への顧客流出により商況衰退が著しく、閉店店舗の増加が指摘される。住宅地では街路が狭い地域(清川町2丁目3・橋本町4)で需要が弱い一方、銚子駅・松岸駅徒歩圏(清川町2丁目2・松岸町2)は住環境評価が相対的に高く、三崎町5は大型商業施設近接の値頃感で下落幅が最小に留まる。個別的要因の変動はほぼなく、年間変動率は-1.0%~-3.9%で全地点が下落を継続している。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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