千葉NT・成田NTの地価が年+6〜9%上昇する陰で、栄町は人口減少で横ばいに留まる
鑑定士が「第三層」と位置づける安食駅圏は土地600〜800万円台で底打ちしたが、生産年齢人口の減少と駅本数の少なさが需要を抑制。2029年の成田空港第3滑走路完成が物流・宿泊需要を波及させるかが横ばい脱却の焦点。
エリアの見通し年表
地価は前年比±0%で推移。底打ちから2年目
成田空港 第3滑走路完成予定。空港処理能力が年間9000万人規模へ拡大
空港周辺の物流・宿泊・住宅需要の波及が栄町に届くか検証
地価は前年比±0%で推移。底打ちから2年目
成田空港 第3滑走路完成予定。空港処理能力が年間9000万人規模へ拡大
空港周辺の物流・宿泊・住宅需要の波及が栄町に届くか検証
買う理由(2)
成田空港10km圏・物流需要の取り込み余地
地価の底打ち・割安水準
買わない理由(3)
10年で▲15%の地価下落実績
人口減少・市制不能の小規模町
交通利便性の低さ
人口の未来(安食)
駅中心から半径1km・44メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。
全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は61(減少傾向)。 高齢化率も全国より9.9pt高い。 生産年齢人口(15〜64歳)は4,075人(2025)→1,971人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。
世帯構成(安食)
栄町の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。
単身世帯率は24.3%と全国より13.7pt低い。10年の変化は+7.6ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い。夫婦と子供世帯は26.6%と全国より1.6pt高い。 なお単身のうち65歳以上は11.8%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。
土地価格
この街は公示価格の調査地点が7地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。
公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。
現在は公示価格から推計した参考値を表示しています。今後、正確な路線価データと成約価格データを統合予定です。
出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成
空き家率・賃貸空室率(栄町)
5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。
空き家率11.7%の内訳
空き家を100%とした構成比空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。
賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。
鑑定士のまとめ
温度感
- 01— いま —
市場の特徴
誰が、いま、どう買っているのか?
買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格戸建中心の住宅街エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格昔から続く住宅街圏域は大きく三層に分かれる。第一層は北総線沿線の千葉ニュータウン(印西市)で、需要者は都心通勤の子育て世代一次取得者が中心。供給がほぼ枯渇した成熟住宅地のため需要超過が続き、土地は標準画地で1,500〜2,000万円前後、中古戸建は2,000〜3,500万円台が中心価格帯と複数の鑑定士が共通して示す。第二層は成田ニュータウン(玉造・中台・美郷台等)で、空港関連就業者や一次取得者が主要需要層。土地は1,500〜2,300万円、新築建売は3,500〜4,000万円台が中心で供給不足が顕著。第三層は栄町・JR成田線沿線(小林・木下・安食)の既成住宅地で、地縁性の強いサラリーマン層が主体。土地は170〜250㎡で600〜800万円台、中古戸建1,000〜1,500万円前後が中心で市況は回復基調にある。市街化調整区域内農家住宅地については地縁者以外の需要がほぼなく取引件数も限定的で、中心価格帯の把握が困難と複数の鑑定士が指摘している。
- 02— なぜ —
地価を動かす要因
何が上げ、何が下げているのか?
強み再開発強み住環境良好マクロ感応性景気感応高成田空港の機能正常化・第3滑走路新設・圏央道延伸工事の進捗が20件超の地点で一般的要因として共通言及されており、地域経済全体の上向き要因として位置づけられている。北千葉道路・市道ニュータウン中央線の開通が成田湯川駅周辺の価格上昇(年率+7〜8%)を後押しした点も複数件で記載がある。千葉ニュータウン地区では新規住宅供給終了に伴い人口増加率が鈍化しつつも地価上昇は継続しており、印西市の主要住宅地で年率+6〜8%超の変動率が記録されている。栄町については総人口・生産年齢人口の減少傾向が継続する一方、近年は減少幅の縮小が認められ、鎌ケ谷・本埜線バイパス開通で千葉ニュータウンへのアクセスが改善した点が複数地点でプラス要因として評価されている。調整区域内農家住宅地域では変動要因なしまたは小幅下落(▲0.9%程度)が大半を占め、農業従事者の減少が需要減退の主因として指摘されている。
- 03— どう値付け —
値付けの根拠
比準と収益、どちらを重視したか?
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- 04— これから —
これからの見通し
向こう数年、どこに向かうか?
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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約
このエリアで、さらに見られる分析
物件タイプ別の判定
ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き
融資に使える金融機関
エリアをカバーする銀行・信金と積極性
ハザード分析
洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正
主要駅までの所要時間・想定賃料
通勤アクセスと賃料シミュレーション
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