地価は10年で+53%上昇、文教地区の人気と上本町の再開発でファミリー流入が続く
大阪市天王寺区の公示地価は10年間で+53%上昇し、2025年も前年比+6.94%と大阪市南部の中心として堅調。あべのハルカスやてんしばの整備に続き、上本町では2029年完成予定のタワーマンションなど再開発が続く。70近い学校が集まる文教地区としてファミリーの流入が続き人口は増加。上町台地上で相対的に水害・津波に強い一方、地価上昇で表面利回りは低下している。
エリアの見通し年表
上本町の旧郵便貯金事務センター跡地で42階・約318戸のタワーマンションが建設中(2029年完成予定)。住宅供給が続く。
上本町のタワーマンションが完成し、区の居住人口がさらに増える見込み。
上本町で駅・百貨店・ホテルを含む大規模再開発の構想が具体化するか注目される。
地価上昇が続けば表面利回りの低下が鮮明になり、取得の妙味を見極める局面に入る。
上本町の旧郵便貯金事務センター跡地で42階・約318戸のタワーマンションが建設中(2029年完成予定)。住宅供給が続く。
上本町のタワーマンションが完成し、区の居住人口がさらに増える見込み。
上本町で駅・百貨店・ホテルを含む大規模再開発の構想が具体化するか注目される。
地価上昇が続けば表面利回りの低下が鮮明になり、取得の妙味を見極める局面に入る。
買う理由(4)
地価は10年で+53%上昇し2025年も前年比+6.94%と堅調
あべのハルカス・てんしばに続き上本町で再開発が継続
70近い学校が集まる文教地区でファミリーが流入し人口が増加
上町台地上で大阪市内では相対的に水害・津波に強い
買わない理由(4)
地価上昇で表面利回りが低下し新規取得の妙味が薄い
人気ゆえ物件価格が高く参入コストが大きい
区の一部低地では高潮・内水氾濫の浸水リスクを抱える
タワーマンションの供給が続き将来の需給と修繕コストに留意
人口の未来(天王寺)
駅中心から半径1km・48メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。
全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は94(減少傾向)。 高齢化率も全国より7.2pt低い(若い)。 生産年齢人口(15〜64歳)は33,253人(2025)→28,666人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。
世帯構成(天王寺)
大阪市天王寺区の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。
単身世帯率は50.1%と全国より12.1pt高い。10年の変化は+1.6ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか。夫婦と子供世帯は21.7%と全国より3.3pt低い。 なお単身のうち65歳以上は10.6%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。
土地価格
この街は公示価格の調査地点が10地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。
公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。
路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。
出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成
空き家率・賃貸空室率(大阪市天王寺区)
5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。
空き家率14.7%の内訳
空き家を100%とした構成比空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。
賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。
鑑定士のまとめ
温度感
- 01— いま —
市場の特徴
誰が、いま、どう買っているのか?
買い手の需要層資産家・富裕層買い手の需要層マンションデベロッパーエリア性格戸建中心の住宅街エリア性格観光客が集まる街エリア性格マンションが建つ予定の土地天王寺区・阿倍野区の住宅地は、文教地区としての名声と交通利便性を背景に自己居住目的の個人が需要の中心で、区外からの転入者も一定数見られる。供給が少なく需要はやや強含みで、標準的画地の中心価格帯は6,500万~1億2,000万円程度。生野区はJR大阪環状線沿線を地縁とする一次取得者が中心だが、駅近と駅遠で選好性の差が大きい。商業地では浪速区・日本橋、西成区あいりん地区、中央区黒門市場・千日前がインバウンド回復を背景に、宿泊施設事業者や投資家、マンション開発業者からの需要が旺盛。あべのターミナル周辺はJ-REITや大手不動産会社が主要な需要者となっている。
- 02— なぜ —
地価を動かす要因
何が上げ、何が下げているのか?
強みブランド強み観光集客マクロ感応性観光景気感応地域要因では、天王寺区・阿倍野区の人口増加・都心回帰やマンション素地需要の高まりが地価を下支えする一方、生野区は市内上位の高齢化が続くものの所得環境改善で住宅用地の実需・投資需要は底堅いとされる。浪速区は星野リゾートOMO7やセンタラグランドホテル大阪などの大型ホテル建設が相次ぎ、人口・若年層の増加とワンルームマンション需要の高まりが地域要因の変動として繰り返し言及される。西成区・中央区ではインバウンド回復と円安を背景に観光客・外国人投資需要が地価上昇幅を拡大させており、個別的要因の変動はほとんどの地点で「なし」とされている。
- 03— どう値付け —
値付けの根拠
比準と収益、どちらを重視したか?
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- 04— これから —
これからの見通し
向こう数年、どこに向かうか?
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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約
このエリアで、さらに見られる分析
物件タイプ別の判定
ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き
融資に使える金融機関
エリアをカバーする銀行・信金と積極性
ハザード分析
洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正
主要駅までの所要時間・想定賃料
通勤アクセスと賃料シミュレーション
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