向かい風神奈川県中郡二宮町

吾妻山の菜の花で知られる湘南の端、一次取得層が支えるが人口は2050年に3割消える。

二宮駅徒歩圏は2023年に底打ちし地価が前年比+1.6%〜+2.4%と回復局面だが、10年では地価-14%の長期下落からの浮上にすぎない。大磯・茅ヶ崎対比では割安水準にあるものの、2050年人口32%減の見通しと大規模再開発計画の不在が賃貸需要・地価の上値を抑える。

エリアの見通し年表

2026
情報収集注目

地価底打ち直後。二宮駅徒歩圏の割安物件を偵察しつつ、人口動態と賃貸需要を定点観測。

2028
条件付き検討様子見

地価回復が前年比+2%以上に加速し、移住需要の定着が確認できれば駅近物件を検討。

2032
保有継続継続

取得済みなら実需向けに長期保有。海・山の環境価値で資産性を維持。

2036
売却検討警戒

人口減少が加速する局面では、移住希望者・リタイア層からの実需が出口候補になりうる。売却を選ぶ場合は時間をかけた実需向け売却が選択肢のひとつ。

買う理由(4

40年来の底値から反転、地価は上昇基調に転換

JR東海道線で横浜35分・東京70分の直通アクセス

吾妻山公園・相模湾の自然環境がリモート移住層を惹きつける

隣接する大磯・茅ヶ崎対比で割安な価格水準

買わない理由(4

2050年に人口32%減の急減予測

大規模再開発・インフラ計画が不在

賃貸市場が薄く利回り投資に不向き

葛川・中村川の洪水リスクと土砂災害警戒区域44カ所

人口の未来(二宮

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・40メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
10,563人(2025)
2050年 75 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1031032025年 1001002030年 95952035年 892040年 84842045年 792050年 75752055年 702060年 65652065年 592070年 5454全国 71202020302040205020602070
高齢化率
33.4%
全国比 +3.8pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 33.4%33.42030年 35.3%35.32035年 38.8%2040年 43%432045年 46%2050年 48.2%48.22055年 49.2%2060年 48.2%48.22065年 46.7%2070年 45.8%45.8全国 38.7%20302040205020602070
二宮(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は75減少傾向) 高齢化率も全国より3.8pt高い 生産年齢人口(15〜64歳)は5,852人(2025)→3,447人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(二宮

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

二宮町の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
27.5%2020
全国比 -10.5pt10年で +5.7pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 二宮 21.8%21.82015年 二宮 23.3%23.32020年 二宮 27.5%27.5201020152020
夫婦と子供世帯率
28.9%2020
全国比 +3.9pt10年で -5.0pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 二宮 33.9%33.92015年 二宮 32.0%32.02020年 二宮 28.9%28.9201020152020
二宮二宮町全国

単身世帯率は27.5%と全国より10.5pt低い10年の変化は+5.7ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い夫婦と子供世帯は28.9%と全国より3.9pt高い なお単身のうち65歳以上は14.6%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
8.1万円/m²
5.212.7万円/m²
2025年 / 12地点
路線価
6.4万円/m²
58.7万円/m²
令和6年 / 243地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)参考値
実勢 110%
公示 100%
路線価 79%

この街は公示価格の調査地点が12地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

空き家率・賃貸空室率(中郡二宮町

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
13.8%
全国比 0.0pt前回比 -1.7pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 11.9%11.92013年 13.9%13.92018年 15.5%15.52023年 13.8%13.82008201320182023
賃貸空室率
18.6%
全国比 0.0pt前回比 -16.4pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 25.2%25.22018年 35.0%35.02023年 18.6%18.62008201320182023
中郡二宮町全国

空き家率13.8%の内訳

空き家を100%とした構成比
31%
68%
賃貸用31%その他(相続放置・長期不在)68%売却用・別荘等1%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格戸建中心の住宅街エリア性格昔から続く住宅街

    同一需給圏は二宮町を中心にJR東海道本線沿線の周辺市町に広がる。住宅地の需要層は町内・近隣市町の居住者や通勤者が中心で、東京・横浜からの転入者も一定数見られる。二宮駅徒歩圏は需要が堅調で標準的な土地は1000万~3000万円台、新築戸建は2500万~4000万円程度が中心価格帯。一方、バス便エリアや市街化調整区域は交通接近性に劣るものの、値頃感や住環境の良さから実需に支えられ需給は安定的に推移している。商業地は二宮駅前・県道沿いいずれも店舗集積が乏しく繁華性が低く、取引は少なく自己使用目的が主体で、投資需要は限定的である。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み住環境良好マクロ感応性安定

    二宮町の地価は長期下落基調を脱し、緩やかな上昇局面に入ったとする記述が共通しており、年間変動率は概ね+0.4%~+2.0%の範囲で推移している。県西地域全体としても住環境・利便性の高いエリアを中心に回復局面に転じているが、人口減少・高齢化等の社会構造的な問題は残るとの留保が繰り返し付されている。一方、隣接する中井町は引き続き下落傾向にあるとされ、二宮町との地域差が指摘される。市街化調整区域に位置する地点は公法上の規制が厳しく、変動率0%の横ばいで推移している。地域要因・個別的要因は各地点とも標準的画地であるため大きな変動はないとされる。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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