追い風東京都立川市 立川

立飛HD 98万m²の長期開発が続く、機関投資家が集まる多摩の中枢

北口高度商業地は地価が年+12.5%上昇でJRE-REITや投資ファンドが需要の中心。住宅地は地価に対して賃料が追い付かず収益還元での採算が成立しにくい。2025〜26年の立飛HD連続開発の後、多摩モノレール延伸(2030年代半ば)が次の転換点。

エリアの見通し年表

2025
駅徒歩圏が候補の中心注目

立飛HD「COMMONS TACHIKAWA TACHIHI」が7月に順次開業。木造商業施設で駅北側エリアの回遊性がさらに向上。

2026
保有継続、賃料改定を検討継続

旧パレスホテル立川が全面リノベーション完了。ホテル再開業でエリアのブランド力が向上。

2027-28
保有継続、周辺地価の動向を注視継続

国営昭和記念公園の昭島口周辺エリア再整備(Park-PFI)が進行。公園隣接エリアの価値が向上。

2030
延伸進捗と地価の継続注視様子見

多摩モノレール上北台〜箱根ケ崎延伸の工事が本格化。立川の交通ハブとしての位置づけが強化。

2033-35
売却含む保有方針の再検討警戒

多摩モノレール延伸開業(2030年代半ば予定)。広域アクセス向上が地価に反映される可能性がある時期。

買う理由(5

立飛HDによる大規模まちづくりが継続。エリアの魅力が段階的に向上

多摩モノレール延伸(2030年代半ば)で交通ハブ機能が強化

地価上昇が加速傾向。2025年は前年比+5.59%と10年間で最高の伸び

昭和記念公園の再整備で公園隣接エリアの影響に注目が集まっている

多摩地域の広域拠点都市として行政・商業機能が集積

買わない理由(4

立川断層帯のリスクが潜在。地震時の被害が懸念材料

人口は2028年にピーク(約18.6万人)後、長期的に減少へ

都心回帰トレンドの影響で、郊外拠点としての相対的地位が低下するリスク

金利上昇局面で不動産投資全体の収益性が低下

人口の未来(立川

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・45メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
38,955人(2025)
2050年 98 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 98982025年 1001002030年 1011012035年 1011012040年 1001002045年 99992050年 98982055年 96962060年 94942065年 91912070年 8787全国 71203040506070
高齢化率
20.5%
全国比 -9.1pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 20.5%20.52030年 22.2%22.22035年 24.9%24.92040年 28.6%28.62045年 31.2%31.22050年 33.5%33.52055年 35.6%35.62060年 39.3%39.32065年 41.7%41.72070年 40.8%40.8全国 38.7%3040506070
立川(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は98減少傾向) 高齢化率も全国より9.1pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は26,825人(2025)→22,179人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(立川

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

立川市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
45.6%2020
全国比 +7.6pt10年で +7.1pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 立川 38.5%38.52015年 立川 43.9%43.92020年 立川 45.6%45.6101520
夫婦と子供世帯率
25.1%2020
全国比 +0.1pt10年で -2.5pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 立川 27.6%27.62015年 立川 23.8%23.82020年 立川 25.1%25.1101520
立川立川市全国

単身世帯率は45.6%と全国より7.6pt高い10年の変化は+7.1ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い夫婦と子供世帯は25.1%と全国より0.1pt高い なお単身のうち65歳以上は14.0%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
29.5万円/m²
2043.5万円/m²
2025年 / 37地点
路線価
27.5万円/m²
13.5161万円/m²
令和6年 / 541地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 93%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(立川市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
12.0%
全国比 -1.8pt前回比 +0.6pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 10.2%10.22013年 10.8%10.82018年 11.4%11.42023年 12.0%12.008131823
賃貸空室率
17.9%
全国比 -0.7pt前回比 -1.2pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 15.1%15.12018年 19.1%19.12023年 17.9%17.908131823
立川市全国

空き家率12.0%の内訳

空き家を100%とした構成比
78%
17%
賃貸用78%その他(相続放置・長期不在)17%売却用・別荘等6%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層不動産ファンド買い手の需要層初めて家を買う人買い手の需要層マンションデベロッパーエリア性格駅前の繁華街エリア性格マンションが建つ予定の土地エリア性格昔から続く住宅街

    同一需給圏はJR中央線・多摩都市モノレール沿線を軸とする多摩地域全域のターミナル駅前高度商業地と周辺住宅地。商業地では主たる需要者がJRE-REIT・不動産投資ファンド・資金力のある事業法人であり、複数の鑑定士が「希少性が高く供給が極めて限定的」と共通して指摘している。立川駅徒歩圏の大規模画地を求めるマンションデベロッパーの動きも活発で、坪300万円前後が北口駅近の需要中心帯。住宅地では30〜40代一次取得ファミリー層が中心で、立川駅徒歩圏は新築戸建7,000〜7,500万円前後、駅圏外は4,000〜5,500万円台が流通の中心。コロナ禍の影響は全件でほぼ縮小済みと評価されており、飲食店需要の回復と外出需要の復調が商業地の収益力を下支えしている。取引数は全般に少なく価格のバラツキが大きいため、個別画地の接道・規模・容積率の差異が価格水準に大きく影響すると複数の鑑定士が共通して指摘している。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み希少性強み路線多数強み再開発マクロ感応性景気感応高

    地域要因・個別的要因ともに変動なしとする地点が23件中ほぼ全件に及び、価格上昇は一般的要因(低金利継続・インフレ進行・建築費上昇)および立川駅徒歩圏の供給不足が主因と評価されている。商業地では年間変動率が北口高度商業地+12.5%〜+5.0%と地点間に幅があり、駅近の希少立地ほど上昇率が高い。住宅地は全件で+3〜+11%の上昇を記録しており、立川駅徒歩圏の供給不足が周辺部へ波及している点を複数の鑑定士が「住宅需要の波及」という表現で一致して記述している。郊外部では二極分化の兆しを指摘する記述もあるが(富士見町・幸町方面)、値ごろ感から需要は底堅いと評価されている。金融政策の動向(金利上昇リスク)については複数の鑑定士が留保事項として記述している一方、引き続き地価上昇が継続するとの見通しが大勢を占めている。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 23 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

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