多摩の工業都市が住宅地へ転換する途上。日野市の公示地価は2025年に前年比+4.1%、10年で+19%と上昇が続く一方、企業城下町の中核だった日野自動車の工場撤退という構造変化が進む。
JR中央線の豊田駅・日野駅を核に、新宿へ特別快速で直通するアクセスと多摩平の団地再編を背景に住宅需要は底堅い。市の公示地価は前年比で住宅地+4.2%と上昇が続く。一方、企業城下町を支えた日野自動車が2025年に本社日野工場の敷地を売却し、跡地には三井不動産の大規模データセンター(2031年完成予定)が計画されるなど産業構造が大きく変わる局面にある。市全体の人口は2025年前後をピークに減少へ転じる見通しで、多摩川・浅川沿いの低地には浸水リスクが残る。
エリアの見通し年表
日野自動車の本社日野工場跡地でのデータセンター建設が11月に着工予定。周辺では排熱や景観をめぐり住民の反対も出ており、街の産業構造が転換する起点になる。
日野自動車の日野工場が担うトラック部品生産が新田工場(群馬県太田市)へ移管予定。市内の就業機会が縮小する可能性がある。
日野市の分析では総人口が2025年前後のピークから減少へ転じる見通し。賃貸需要の潮目を確認する時期。
日野自動車跡地のデータセンター(3棟・延べ約16万m²)が2月に完成予定。固定資産税・雇用効果と住環境への影響の両面が見えてくる。
日野自動車の本社日野工場跡地でのデータセンター建設が11月に着工予定。周辺では排熱や景観をめぐり住民の反対も出ており、街の産業構造が転換する起点になる。
日野自動車の日野工場が担うトラック部品生産が新田工場(群馬県太田市)へ移管予定。市内の就業機会が縮小する可能性がある。
日野市の分析では総人口が2025年前後のピークから減少へ転じる見通し。賃貸需要の潮目を確認する時期。
日野自動車跡地のデータセンター(3棟・延べ約16万m²)が2月に完成予定。固定資産税・雇用効果と住環境への影響の両面が見えてくる。
買う理由(4)
日野市の公示地価が10年で+19%と堅調に上昇
中央線・豊田駅と日野駅で新宿方面に直結
多摩平の団地再編で駅近の住宅供給が更新
日野自動車跡地の大規模再開発ポテンシャル
買わない理由(4)
企業城下町を支えた日野自動車が工場敷地を売却
多摩川・浅川沿いの低地に浸水リスク
市全体の人口はまもなくピークアウト
データセンター計画は住環境面の懸念も抱える
人口の未来(日野)
駅中心から半径1km・49メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。
全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は100(横ばい傾向)。 高齢化率も全国より6.5pt低い(若い)。 生産年齢人口(15〜64歳)は20,335人(2025)→18,065人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。
世帯構成(日野)
日野市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。
単身世帯率は43.4%と全国より5.4pt高い。10年の変化は+5.2ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか。夫婦と子供世帯は26.4%と全国より1.4pt高い。 なお単身のうち65歳以上は11.1%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。
土地価格
公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。
路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。
出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成
空き家率・賃貸空室率(日野市)
5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。
空き家率10.7%の内訳
空き家を100%とした構成比空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。
賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。
鑑定士のまとめ
温度感
- 01— いま —
市場の特徴
誰が、いま、どう買っているのか?
買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格昔から続く住宅街エリア性格駅前の繁華街エリア性格観光客が集まる街同一需給圏は日野市及び隣接市のJR中央線・京王線・多摩モノレール沿線の住宅地域が中心で、主たる需要者は30~40歳代の一次取得者層。駅近で区画整然とした地域は需要が堅調な一方、駅徒歩圏外や丘陵地・工場混在地は需要が鈍いなど二極化が指摘される。土地は2,000万~3,500万円程度、新築戸建は3,500万~5,500万円程度が中心価格帯。商業地は高幡不動駅前・豊田駅前が比較的繁華性が高く、甲州街道沿いなどは繁華性が乏しいものの店舗需要は一定見込まれる。マンション開発業者や賃貸経営目的の投資家の参入も一部で見られる。
- 02— なぜ —
地価を動かす要因
何が上げ、何が下げているのか?
強み再開発強み観光集客マクロ感応性金利感応高多くの地点で低金利政策の継続やインフレ進行、金融緩和を背景に地価は上昇基調または強含みで推移し、年間変動率は+2.2%~+6.0%程度と幅がある。地域要因としては、JR中央線「日野」「豊田」駅や京王線「高幡不動」駅の徒歩圏で需要が底堅く上昇が顕著な一方、丘陵地の傾斜住宅団地では土砂災害警戒区域指定、浅川沿いでは河川氾濫リスクが需要を一時的に弱める要因として挙げられている。豊田駅南口・多摩平地区は区画整理事業の進捗により地域評価が向上している。個別的要因の変動は「なし」とする地点が大半を占める。
- 03— どう値付け —
値付けの根拠
比準と収益、どちらを重視したか?
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- 04— これから —
これからの見通し
向こう数年、どこに向かうか?
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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約
このエリアで、さらに見られる分析
物件タイプ別の判定
ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き
融資に使える金融機関
エリアをカバーする銀行・信金と積極性
ハザード分析
洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正
主要駅までの所要時間・想定賃料
通勤アクセスと賃料シミュレーション
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