国分寺崖線の高台住宅地、供給慢性不足で富裕層需要が恒常的に上回る
用賀・二子玉川駅圏のマンション用地は年率9%超の上昇地点も現れ、玉川高島屋の売上はコロナ前を上回る水準に回復。一方、鎌田・宇奈根の低地は水害リスクで地価の上昇幅が年率2〜3%台にとどまりエリア内の二極化が継続。2025年の多摩川堤防整備完了が低地側の評価にどう反映されるかが次の焦点。
エリアの見通し年表
多摩川左岸・二子玉川地区の堤防整備が完了(約550m区間)。2019年台風19号で溢水した無堤部が解消。洪水リスクの大幅低減。
世田谷区の人口が93万人前後でピーク水準に到達。二子玉川エリアはファミリー層の流入が継続し需要堅調。
東急田園都市線・大井町線の輸送力改善施策が進行。渋谷駅再開発の完成効果が沿線に波及。
世田谷区人口がピークアウトの兆候。高齢化率上昇(20%→26%見込み)でファミリー需要の変化を見極め。
世田谷区の人口ピーク(約92.7万人)。生産年齢人口比率の低下が顕在化。エリアの将来性を再評価。
多摩川左岸・二子玉川地区の堤防整備が完了(約550m区間)。2019年台風19号で溢水した無堤部が解消。洪水リスクの大幅低減。
世田谷区の人口が93万人前後でピーク水準に到達。二子玉川エリアはファミリー層の流入が継続し需要堅調。
東急田園都市線・大井町線の輸送力改善施策が進行。渋谷駅再開発の完成効果が沿線に波及。
世田谷区人口がピークアウトの兆候。高齢化率上昇(20%→26%見込み)でファミリー需要の変化を見極め。
世田谷区の人口ピーク(約92.7万人)。生産年齢人口比率の低下が顕在化。エリアの将来性を再評価。
買う理由(5)
多摩川堤防整備が2025年に完了、最大リスク解消
二子玉川ライズによる都内最大級の再開発が完成済み
楽天本社(約1万人)を核とした職住近接エリア
東急2路線(田園都市線・大井町線)で渋谷直結
地価は10年で+56%上昇も、都心部に比べ割安感あり
買わない理由(4)
大規模再開発は完了済み、新たなカタリスト不在
世田谷区は2035年以降に人口減少フェーズへ
多摩川沿いの立地に残存する水害リスク
田園都市線の朝ラッシュ混雑は依然として深刻
人口の未来(二子玉川)
駅中心から半径1km・46メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。
全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は106(増加傾向)。 高齢化率も全国より10.3pt低い(若い)。 生産年齢人口(15〜64歳)は26,459人(2025)→24,600人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。
世帯構成(二子玉川)
世田谷区の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。
単身世帯率は51.0%と全国より13.0pt高い。10年の変化は+1.2ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか。夫婦と子供世帯は22.7%と全国より2.3pt低い。 なお単身のうち65歳以上は11.0%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。
土地価格
公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。
路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。
出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成
空き家率・賃貸空室率(世田谷区)
5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。
空き家率10.9%の内訳
空き家を100%とした構成比空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。
賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。
鑑定士のまとめ
温度感
- 01— いま —
市場の特徴
誰が、いま、どう買っているのか?
買い手の需要層資産家・富裕層買い手の需要層マンションデベロッパーエリア性格成熟した商業エリアエリア性格昔から続く住宅街住宅地・商業地ともに需給の特徴として「供給の慢性的な限定性」が全30地点を通じて繰り返し言及されている。住宅地の需要者層は東急沿線への選好が強い高所得層・一次取得者が中心で、複数の鑑定士が「区外からの転入者も多い」と記述している。商業地は二子玉川駅至近の大型施設核型(玉川高島屋・ライズ)と、等々力・用賀の近隣商業地型、国道246号・環状八号線沿いの路線商業地型に大別される。駅前核型は「潜在需要は旺盛」「取引が希少で価格帯の把握が困難」と複数鑑定士が共通して記述し、相対的稀少性の高さを強調している。近隣商業・路線商業は背後の広範な住宅地による購買力を支えに需要安定との評価が多い。
- 02— なぜ —
地価を動かす要因
何が上げ、何が下げているのか?
強み希少性強み住環境良好強み利便性高マクロ感応性金利感応高住宅地全体では「世田谷区人口の微増傾向」が一般的要因として12件以上で言及され、需要の底支え要因として位置付けられている。地域要因の変動はほぼ全地点で「変動なし」と判定されており、価格変動は主に需給タイト化・一般的な市場環境の改善によるものと説明されている。国分寺崖線上の上野毛・瀬田エリアでは「平坦地の供給が限定的」「需給バランスを欠いた状態が続く」との記述が複数あり、地形的な供給制約が強調されている。一方、鎌田・宇奈根の多摩川北岸低地では「水害の恐れ」「交通利便性の劣る立地」が押し下げ要因として明示されており、同一エリア内での二極化が読み取れる。商業地では「百貨店等の売上がコロナ禍前を上回る水準」との記述が二子玉川駅前地点に見られ、消費回復が商業地価の押し上げ材料として評価されている。
- 03— どう値付け —
値付けの根拠
比準と収益、どちらを重視したか?
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- 04— これから —
これからの見通し
向こう数年、どこに向かうか?
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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約
このエリアで、さらに見られる分析
物件タイプ別の判定
ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き
融資に使える金融機関
エリアをカバーする銀行・信金と積極性
ハザード分析
洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正
主要駅までの所要時間・想定賃料
通勤アクセスと賃料シミュレーション
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