中立小牧市 小牧駅

F-35整備のアジア太平洋ハブ、製造業と物流業が14.9万人の街を支える

駅前再開発は2025年7月の有識者会議で始動したばかりで着工時期は未公表、商業地の収益価格は比準価格を恒常的に下回る。一方、30件中26件の鑑定地点で上昇・微増が確認されており、GCAP次世代戦闘機の製造フェーズ入りが雇用の次の転換点となる。

エリアの見通し年表

2025
市場動向・計画進捗のモニタリング期間様子見

小牧駅前広場等整備基本計画の策定が進行中(有識者会議第1回が2025年7月開催)。基本計画と並行し、名鉄・市の協議が具体化するか注視。GCAP(次世代戦闘機)開発が進み、三菱重工小牧南工場への関連受注が増加するか確認。

2026
都市計画決定・事業認可の確認期注目

駅前再開発の都市計画決定・事業認可が見込まれる時期。認可が下りれば「着工確定」となり地価への先行織り込みが始まる。三菱重工GCAP製造フェーズ入りの可否も判明してくる時期。

2028
保有継続。工事進捗と賃料モニタリング継続

駅前再開発の着工フェーズ(計画通り進んだ場合)。工事期間中は一時的に生活環境が悪化するが地価は期待先行で上昇継続。三菱重工GCAP初号機の製造開始時期が近づき小牧南工場の雇用増が確認できる。

2030
新規床供給後の需給変化・地価動向の確認警戒

駅前再開発の竣工目標時期。新規床の供給が始まり、地価が最高値圏に達する可能性。人口減少(2020年ピーク比、2050年▲16%)が数字として現れ始める時期でもある。

2032
地価折り込み・人口動態の確認警戒

再開発効果が地価に折り込まれた局面。人口減少の加速が見込まれる時期に向け、需給への影響が顕在化し始める可能性がある。GCAP製造体制が安定していれば雇用継続判断も。

買う理由(4

三菱重工業の防衛航空拠点として、F-35整備・GCAP次世代戦闘機の国内製造が継続

名神高速IC至近の物流・製造業集積で転勤族・外国人技能実習生の賃貸需要が底堅い

小牧駅前再開発(駅ビル建て替え・広場整備)の計画が始動し、着工が決定した場合は地価への先行織り込みが生じる可能性がある

内陸立地で南海トラフ地震・津波リスクが低く、製造業拠点としての安全性が高い

買わない理由(4

名鉄小牧線1路線依存・乗降約1.1万人で交通利便性に構造的な天井がある

人口は2020年をピークに緩やかな減少局面、2050年には▲16%が見込まれる

駅前再開発が「計画策定段階」で着工時期が未公表、投資根拠が不明確なまま先行取得するリスク

市内5箇所・計157万m²の工場適地が潜在的な住宅供給過剰リスクを内包

人口の未来(小牧

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・48メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
13,799人(2025)
2050年 87 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1001002025年 1001002030年 98982035年 962040年 93932045年 902050年 87872055年 842060年 80802065年 762070年 7272全国 71202020302040205020602070
高齢化率
23.2%
全国比 -6.4pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 23.2%23.22030年 24.8%24.82035年 27.5%2040年 31.7%31.72045年 33.6%2050年 35.3%35.32055年 36.2%2060年 37.4%37.42065年 38.3%2070年 38.8%38.8全国 38.7%20302040205020602070
小牧(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は87減少傾向) 高齢化率も全国より6.4pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は9,001人(2025)→6,605人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(小牧

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

小牧市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
33.7%2020
全国比 -4.3pt10年で +7.5pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 小牧 26.2%26.22015年 小牧 29.6%29.62020年 小牧 33.7%33.7201020152020
夫婦と子供世帯率
28.8%2020
全国比 +3.8pt10年で -5.0pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 小牧 33.8%33.82015年 小牧 31.0%31.02020年 小牧 28.8%28.8201020152020
小牧小牧市全国

単身世帯率は33.7%と全国より4.3pt低い10年の変化は+7.5ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは速い夫婦と子供世帯は28.8%と全国より3.8pt高い なお単身のうち65歳以上は9.1%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
9.6万円/m²
811.6万円/m²
2025年 / 30地点
路線価
5.9万円/m²
4.79万円/m²
令和6年 / 255地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 61%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

空き家率・賃貸空室率(小牧市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
10.6%
全国比 -3.2pt前回比 +0.4pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 9.0%9.02013年 9.9%9.92018年 10.2%10.22023年 10.6%10.62008201320182023
賃貸空室率
15.3%
全国比 -3.3pt前回比 -1.6pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 17.8%17.82018年 16.9%16.92023年 15.3%15.32008201320182023
小牧市全国

空き家率10.6%の内訳

空き家を100%とした構成比
53%
44%
賃貸用53%その他(相続放置・長期不在)44%売却用・別荘等3%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人買い手の需要層地元の店主・事業主エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格工場・物流エリアエリア性格戸建中心の住宅街

    同一需給圏は小牧市及び大口町・岩倉市・北名古屋市など隣接市町に及ぶ。住宅地の需要者は地縁性を持つ30〜40代の一次取得者層が中心で、市外からの転入も一定数見られる。小牧市や大口町に工場・物流倉庫の進出が多いことが住宅需要を下支えする要因として繰り返し言及される。価格帯は市中心部・駅徒歩圏で土地2000万円台〜、新築戸建3500万円台〜とやや高く、周辺部は土地1000万円台〜、新築戸建3000万円前後とやや低め。商業地は国道41号などの幹線道路沿いに形成された路線商業地域で、需要者はロードサイド店舗を運営する法人や地元中小事業者が中心。土地売買自体は少なく事業用定期借地による出店が多いとされ、取引規模・用途のばらつきが大きいため中心価格帯の把握は困難、との記述が共通して見られる。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み再開発強み利便性高マクロ感応性安定

    一般的要因では建築費高騰や金利上昇への懸念が繰り返し言及されるが、多くの地点で不動産市況自体は堅調と評価される。市内人口は微減傾向にあるものの土地取引件数は増加傾向にあるとの言及も複数見られる。地域要因は「特段の変動要因はない」とする地点が大半で、要因比較では交通・接近や環境の項目でプラス補正が目立ち、特に国道沿い商業地では交通・接近が+13〜+15程度と大きい。年間変動率は概ね+0.6〜+4.2%とプラス圏で推移し、マイナスの地点は見られない。小牧駅前や小牧口駅周辺の商業地・住宅地はマンション素地需要や駅近接性の下支えを背景にプラス幅がやや大きい。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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