追い風吉川市 吉川美南

都心25km圏で人口が増え続ける街。吉川美南駅東口の約59ha区画整理が最終盤に入る。

吉川市の人口は2020年時点で71,979人と5年前より+3.2%増え、社人研の推計でも2050年まで増加が続く数少ないエリア。吉川美南駅東口の土地区画整理(事業期間2026年度まで)でカインズなど商業が集積し、約4,500人の新規居住が計画される。一方で地価は10年間ほぼ横ばいの割安圏にとどまり、中川・江戸川に囲まれた低地の水害リスクが構造的な弱み。

エリアの見通し年表

2025
市場観察進行中

吉川美南駅東口でカインズのホームセンター建設が進行。駅前商業ゾーンの集積が本格化する。

2027
供給価格の確認転機

吉川美南駅東口周辺地区の土地区画整理(約59ha)が事業期間終了を迎える見込み。住宅・商業ゾーンの街開きが進む。

2030
賃料水準の確認継続

東口の新街区への転入が進捗する局面。吉川市全体の人口増が続くかが焦点。

2035
需給動向の確認警戒

社人研推計では吉川市の人口増加はこの頃までにピークアウトが視野に入る。需給の潮目を見極める局面。

買う理由(4

吉川市は人口が増え続ける数少ない郊外エリア

吉川美南駅東口で約59haの土地区画整理が最終盤

都心25km圏でJR武蔵野線1本の交通利便

地価が10年ほぼ横ばいで参入コストが低い

買わない理由(4

中川・江戸川に囲まれた低地の水害リスク

地価上昇は緩やかで値上がり益は期待しにくい

人口増もいずれピークアウトが視野に入る

都市機能が武蔵野線沿線に依存

人口の未来(吉川

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・45メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
18,830人(2025)
ピーク2060+15.2%
指数(2025年=100)
2020年 95952025年 1001002030年 1041042035年 1071072040年 1091092045年 1111112050年 1131132055年 1151152060年 1151152065年 1151152070年 113113全国 71203040506070
高齢化率
18.0%
全国比 -11.6pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 18%182030年 18.8%18.82035年 20.3%20.32040年 22.8%22.82045年 25.2%25.22050年 28.2%28.22055年 30.9%30.92060年 33.6%33.62065年 33.8%33.82070年 32.5%32.5全国 38.7%3040506070
吉川(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は113増加傾向) 高齢化率も全国より11.6pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は12,141人(2025)→12,562人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(吉川

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

吉川市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
25.4%2020
全国比 -12.6pt10年で +5.5pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 吉川 19.9%19.92015年 吉川 22.3%22.32020年 吉川 25.4%25.4101520
夫婦と子供世帯率
35.0%2020
全国比 +10.0pt10年で -4.4pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 吉川 39.4%39.42015年 吉川 37.3%37.32020年 吉川 35.0%35.0101520
吉川吉川市全国

単身世帯率は25.4%と全国より12.6pt低い10年の変化は+5.5ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は35.0%と全国より10.0pt高い なお単身のうち65歳以上は9.0%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
11.2万円/m²
3.913.8万円/m²
2025年 / 7地点
路線価
7.8万円/m²
4.510.5万円/m²
令和6年 / 157地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)参考値
実勢 110%
公示 100%
路線価 70%

この街は公示価格の調査地点が7地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(吉川市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
8.6%
全国比 -5.2pt前回比 +2.4pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 7.0%7.02013年 7.1%7.12018年 6.2%6.22023年 8.6%8.608131823
賃貸空室率
17.7%
全国比 -0.9pt前回比 +5.8pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 11.9%11.92018年 11.9%11.92023年 17.7%17.708131823
吉川市全国

空き家率8.6%の内訳

空き家を100%とした構成比
66%
29%
賃貸用66%その他(相続放置・長期不在)29%売却用・別荘等4%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格戸建中心の住宅街エリア性格国道沿いの大型店ゾーン

    同一需給圏はJR武蔵野線・つくばエクスプレス線・東武伊勢崎線沿線に広がり、吉川市を中心に三郷市・越谷市・草加市・八潮市にまたがる。需要者の中心は圏域内に居住する一次取得者層で地縁性の強い需要が主体だが、越谷レイクタウンや新三郷ららシティなど大規模開発地では圏外からの二次取得者層の流入も見られる。駅徒歩圏の住宅地は利便性が高く底堅い需要から地価上昇が続く一方、バス便利用圏や市街化調整区域は競争力に劣り、価格帯もまちまちで需要の中心が見出しにくい。土地は100〜200㎡程度で1,000万円台〜3,000万円程度、新築戸建は2,700万円〜5,000万円台と幅が大きい。商業地では地元店主や全国チェーン、マンションデベロッパーが需要の中心となっている。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み利便性高強み再開発マクロ感応性安定

    一般的要因では、景気は緩やかな回復基調にあるとする記述が大半を占め、物価高・円安・金利上昇懸念など下押しリスクへの言及も一定数見られる。地域要因は「特段の変動なし」とする地点が多い一方、越谷レイクタウンや獨協大学前駅、越谷3駅の中間エリアなど利便性の高い地域では需給の強含みや選好性向上が指摘される。個別的要因の変動はほとんどの地点で「特にない」とされ、接道方位による軽微な優劣が言及される程度である。地域要因比較では「環境」項目のプラス補正が突出して大きい地点が多く、越谷市内の一部地点で+80〜+100の補正が見られるなど、住環境評価の押し上げが地価上昇を牽引している構図が読み取れる。年間変動率は+0.4%〜+4.7%の範囲に分布し、越谷市・草加市の一部地点で相対的に高い上昇率が示されている。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

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