追い風埼玉県草加市

足立・川口の染み出し需要が押し上げる、3駅再開発同時進行の下町ベッドタウン

草加・谷塚両駅徒歩圏の地価変動率は前年比+4〜+5%と強含み継続。一方、全鑑定30件で収益価格が比準価格を大幅下回り、賃料は地価上昇に追いついていない。獨協大学前西口再開発・旧松原団地跡地商業化・谷塚大学新キャンパスの3つが今後の需給を変える節目。

エリアの見通し年表

2026
物件探索開始注目

獨協大学前(松原団地再生)D地区・新田駅東西口の区画整理が進行。賃貸需給を見極めつつ物件探索。

2027
取得検討局面注目

割安圏で取得に動く投資家もいる局面。浸水想定の浅い高台・上層階はリスク限定の選択肢の一つ。

2030
保有継続継続

区画整理の進捗で駅周辺の利便性が向上。賃料水準を確認しつつ保有継続。

2033
売却検討開始警戒

人口減速が地価に反映され始めると出口の選択肢が狭まる可能性がある。

買う理由(5

北千住まで急行10分の都心アクセス

地価16.9万円/m2と割安な参入コスト

学生+通勤層の安定した単身賃貸需要

区画整理・松原団地再生による街の更新

地価は10年+18%と実需主導で底堅い上昇

買わない理由(4

人口が3年連続減・高齢化率24.4%

内水氾濫・浸水リスクが高い低地

再開発インパクトが限定的

戸建・マンションの継続供給

人口の未来(草加

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・50メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
45,159人(2025)
2050年 96 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 1001002025年 1001002030年 1001002035年 99992040年 98982045年 97972050年 96962055年 94942060年 91912065年 88882070年 8585全国 71203040506070
高齢化率
21.7%
全国比 -7.9pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 21.7%21.72030年 23.7%23.72035年 27.1%27.12040年 30.9%30.92045年 32.9%32.92050年 33.9%33.92055年 35%352060年 37.2%37.22065年 38.6%38.62070年 38%38全国 38.7%3040506070
草加(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は96減少傾向) 高齢化率も全国より7.9pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は30,707人(2025)→24,845人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(草加

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

草加市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
38.1%2020
全国比 +0.1pt10年で +4.9pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 草加 33.2%33.22015年 草加 34.6%34.62020年 草加 38.1%38.1101520
夫婦と子供世帯率
28.0%2020
全国比 +3.0pt10年で -3.4pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 草加 31.4%31.42015年 草加 30.0%30.02020年 草加 28.0%28.0101520
草加草加市全国

単身世帯率は38.1%と全国より0.1pt高い10年の変化は+4.9ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は28.0%と全国より3.0pt高い なお単身のうち65歳以上は11.4%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
14.7万円/m²
11.521万円/m²
2025年 / 43地点
路線価
11万円/m²
8.814万円/m²
令和6年 / 244地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 75%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(草加市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
11.5%
全国比 -2.3pt前回比 +2.5pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 11.8%11.82013年 10.8%10.82018年 9.0%9.02023年 11.5%11.508131823
賃貸空室率
21.2%
全国比 +2.6pt前回比 +5.8pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 18.1%18.12018年 15.4%15.42023年 21.2%21.208131823
草加市全国

空き家率11.5%の内訳

空き家を100%とした構成比
74%
20%
賃貸用74%その他(相続放置・長期不在)20%売却用・別荘等7%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格戸建中心の住宅街エリア性格郊外のベッドタウン

    同一需給圏は東武伊勢崎線沿線を中心とする草加市・越谷市・八潮市圏域で、一部地点は日暮里舎人ライナー線(見沼代親水公園駅)勢圏も含む。需要者の主体は30〜50代の一次取得者であり、地縁的選好性が強い。複数の鑑定士が「同一需給圏外からの転入者も見られる」と共通して指摘している。取引の中心価格帯は、草加駅徒歩圏で土地120〜150㎡・1,650万円〜2,200万円・新築戸建3,500万〜6,000万円、獨協大学前駅・谷塚駅圏では100㎡・1,300万〜1,600万円・新築戸建3,000万〜3,500万円、駅徒歩圏外では100㎡・1,000万〜1,500万円・新築戸建2,700万〜3,400万円と段階的な構造をなす。獨協大学前駅西口再開発の進展、旧松原団地跡地への大型商業進出、谷塚駅近辺への大学新キャンパス開設、川口市・足立区からの染み出し需要が複数件で言及されており、需給関係は全体として強含み傾向にある。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み再開発強み利便性高マクロ感応性景気感応高

    30件の大半で個別的要因の変動は「特段なし」と結論されており、地価変動は専ら一般的要因・地域要因によって説明される。一般的要因については全件で上昇基調が確認されており、「物価高・金利上昇懸念・海外情勢の不安等の影響を受けながらも不動産市況は堅調」とする記述が多数件に共通する。地域要因では、獨協大学前駅西口再開発(進展中・新規出店あり)を明示する件が複数あり、駅徒歩圏外の住宅地でも同再開発の波及効果から需給関係が強含みで推移するとした件が見られる。旧松原団地跡地での大型商業施設進出(国道4号線沿い商業地)、谷塚駅近隣への大学新キャンパス開設も地域要因の変動として具体的に記載されている。日暮里舎人ライナー線沿線では「選好性が年々高まっており地価は上昇傾向が続いている」との将来予測が複数件で示された。変動率は草加・谷塚両駅徒歩圏で+4.0〜+5.3%、外縁部で+2.0〜+2.8%と駅距離に応じた傾斜がある。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

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  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

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— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

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