追い風瑞穂市 穂積駅(JR東海道本線)

穂積駅南口で市施行の土地区画整理事業が2026年5月に事業計画決定し10年計画で動き出す一方、瑞穂市の人口は2024年に自然減へ転じている

瑞穂市が施行する穂積駅南土地区画整理事業は、施行面積16,888.53㎡・施行期間を令和8年5月27日〜令和18年3月31日として事業計画が決定した。建通新聞は事業費を約34億7,500万円と報じている。穂積駅はJR東海道本線で特別快速・新快速が停車し、2024年度の1日平均乗車人員は8,753人(2019年度の9,343人がピーク)。瑞穂市の人口は2023年時点で56,329人と過去10年で約1.4%増え、岐阜県内では人口が増えてきた数少ない自治体にあたるが、2024年の自然動態は出生408人に対し死亡506人で98人の自然減となった。社人研ベースの推計では2050年に53,347人・高齢化率31.5%(2023年は21.2%)が見込まれている。市役所の新庁舎は駅から離れた只越地区が第1候補地とされ、令和14年度(2032年度)の供用開始を目指している。

エリアの見通し年表

2027
区画整理区域内外の線引きを確認進行中

穂積駅南土地区画整理事業(施行期間 令和8年5月27日〜令和18年3月31日)の初期年度。瑞穂市が施行者となり、駅南口駅前広場と都市計画道路3・3・403号駅前線の整備に向けた換地・移転補償の段階に入る。

2029
駅南口周辺の賃料と分譲価格を確認様子見

穂積駅南土地区画整理事業(10年計画)の中盤にあたる時期。駅南口の街区形成が進み、区域内の宅地の再配置と沿道の用途転換の輪郭が見えてくる。

2032
駅前の行政機能移転の影響を確認転機

瑞穂市が新庁舎の供用開始を目指す令和14年度。第1候補地は穂積駅から離れた只越地区の農地で、市街化区域への編入手続きが前提となる。穂積庁舎・巣南庁舎の2庁舎体制が1庁舎に集約される。

2036
整備前後の地価・賃料水準を比較再評価

穂積駅南土地区画整理事業の施行期間が満了する令和18年3月。駅前広場を含む駅南口の基盤整備が完了予定で、事業前後の地価と賃料の差が確認できる。

2050
人口減少・高齢化リスクを再確認警戒

社人研ベースの推計で瑞穂市の人口が53,347人(2023年比 約3,000人減)、高齢化率が31.5%に達すると見込まれる年。岐阜県内で人口が増えてきた自治体でも減少局面に入る。

買う理由(6

瑞穂市が施行する穂積駅南土地区画整理事業が2026年5月27日に事業計画決定し、駅南口の基盤整備が10年計画で始まった

穂積駅はJR東海道本線の特別快速・新快速が停車し、岐阜・名古屋方面への速達列車を日常的に使える

瑞穂市の人口は2023年時点で56,329人と過去10年で約1.4%増え、岐阜県内では人口が増えてきた側の自治体にあたる

穂積駅の1日平均乗車人員は2024年度8,753人で、コロナ前ピークの2019年度9,343人に対して回復途上にある

駅周辺に瑞穂市役所穂積庁舎・瑞穂市総合センター・穂積郵便局と、平和堂穂積店・MEGAドン・キホーテ岐阜瑞穂店が揃っている

瑞穂市はJAぎふ穂積支店跡地を取得し、駅南口の交通機能を段階的に改善してきた実績がある

買わない理由(6

瑞穂市の2024年の自然動態は出生408人に対し死亡506人で、98人の自然減に転じた

社人研ベースの推計では瑞穂市の人口は2050年に53,347人へ減り、高齢化率は2023年の21.2%から31.5%へ上がる

瑞穂市は長良川・揖斐川など18本の河川に囲まれた低平地で、市域の広い範囲に洪水浸水想定がかかる

瑞穂市は立地適正化計画(居住誘導区域・都市機能誘導区域)を策定していない

市役所の新庁舎は穂積駅から離れた只越地区が第1候補地で、令和14年度に穂積庁舎の機能が移る計画

穂積駅南土地区画整理事業は施行面積16,888.53㎡と小規模で、駅南口の局所的な基盤整備にとどまる

人口の未来(穂積

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・46メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
10,277人(2025)
2050年 91 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 99992025年 1001002030年 99992035年 982040年 96962045年 942050年 91912055年 882060年 85852065年 812070年 7777全国 71202020302040205020602070
高齢化率
23.2%
全国比 -6.4pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 23.2%23.22030年 24.6%24.62035年 26.3%2040年 28.6%28.62045年 30.3%2050年 32.3%32.32055年 33.9%2060年 35.3%35.32065年 35.9%2070年 35.7%35.7全国 38.7%20302040205020602070
穂積(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は91減少傾向) 高齢化率も全国より6.4pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は6,432人(2025)→5,223人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(穂積

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

瑞穂市の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
31.4%2020
全国比 -6.6pt10年で +3.1pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 穂積 28.3%28.32015年 穂積 29.8%29.82020年 穂積 31.4%31.4201020152020
夫婦と子供世帯率
31.5%2020
全国比 +6.5pt10年で -0.7pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 穂積 32.2%32.22015年 穂積 32.9%32.92020年 穂積 31.5%31.5201020152020
穂積瑞穂市全国

単身世帯率は31.4%と全国より6.6pt低い10年の変化は+3.1ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は31.5%と全国より6.5pt高い なお単身のうち65歳以上は6.9%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
5.4万円/m²
4.56.9万円/m²
2025年 / 11地点
路線価
3.6万円/m²
35.1万円/m²
令和6年 / 638地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)参考値
実勢 110%
公示 100%
路線価 67%

この街は公示価格の調査地点が11地点と少ないため、乖離率は参考程度にご覧ください。

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

空き家率・賃貸空室率(瑞穂市

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
12.6%
全国比 -1.2pt前回比 -0.4pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 14.8%14.82013年 15.9%15.92018年 13.0%13.02023年 12.6%12.62008201320182023
賃貸空室率
21.4%
全国比 +2.8pt前回比 -1.2pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 28.6%28.62018年 22.6%22.62023年 21.4%21.42008201320182023
瑞穂市全国

空き家率12.6%の内訳

空き家を100%とした構成比
63%
33%
賃貸用63%その他(相続放置・長期不在)33%売却用・別荘等4%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層初めて家を買う人エリア性格郊外のベッドタウンエリア性格戸建中心の住宅街

    市場特性は瑞穂市内の同一需給圏を中心に、主たる需要者を市内および名古屋・岐阜方面へ通勤する一次取得者層とする点で11地点に共通する。JR穂積駅徒歩圏は宅地供給が少なく需給が逼迫し、土地1200万~1500万円程度と市内で比較的高位な価格帯で取引される。駅からやや離れた本田・野田新田・穂積字野口周辺は、割安な価格帯(土地500万~1100万円程度)を背景に一次取得者の需要を集める一方、駅周辺と比べ選好度はやや劣る。馬場春雨町の路線商業地は大型店舗への顧客流出が続き、事業者向け賃貸市場も低調で売買市場は活発化していない。市街化調整区域内の農家集落は地縁を有する個人需要に限られ、取引価格帯の把握自体が困難とされている。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み住環境良好強み利便性高マクロ感応性金利感応高

    一般的要因では、瑞穂市の人口は微増傾向が続き高齢化率も県平均より低いとする記述が11地点に共通する一方、土地取引件数は横ばい、新設住宅着工戸数は前年比で減少傾向にあるとする点でも一致している。地域要因は大半の地点で「特段の変動は認められない」とされ、既存の住宅地域・商業地域として安定的に推移しているが、穂積駅前の商業地では穂積駅南側での土地区画整理事業の都市計画決定という地域固有の変動が挙げられている。個別的要因は全地点で変動なしとされる。変動率は駅徒歩圏の住宅地・商業地で年間+1.4~+1.9%の上昇が示される一方、郊外の住宅地や幹線道路沿い商業地では0%前後から-1.8%まで幅があり、地点ごとの明暗が数値面でも表れている。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

    🔒 この章は無料会員登録後にご覧いただけます

  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

    🔒 この章は無料会員登録後にご覧いただけます

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

無料会員登録してすべて見る

メールアドレスだけで登録でき、すぐに使い始められます