中立神戸市中央区 三宮

北野の富裕層、旧居留地の外資系、再開発中の駅前。三宮は3層が並走する

鑑定30件全地点で強含み予測が出る一方、住宅地では賃料が地価に追いつかず収益価格は低位に試算される。商業中心部の地価は年間変動率+6〜10%で上昇継続。2029年開業のJR三ノ宮新駅ビル(地上30階・高さ156m)と日銀の利上げ動向が、当面の価格水準を左右する。

エリアの見通し年表

2026
情報収集・価格精査注目

JR三ノ宮新駅ビル建設中。三宮クロス東地区整備が進行。地価は上昇継続だが利回り水準は低下中。

2027
需給動向を観察様子見

三宮クロス第1期(ミント神戸〜新バスターミナル間)完成予定。需要が実勢に移行するか確認。

2029
実績確認後に取得判断注目

JR三ノ宮新駅ビル開業・三宮クロス第2期完成。賃料が実際に上昇しているか・空室率がどう動いたかで判断。

2031
保有または出口検討継続

再開発効果が賃料・地価に反映される期間。保有継続か出口かは金利環境次第。

2033
売却検討警戒

再開発プレミアムの消化が完了。大阪との競合やオフィス空室率の動向を見て利益確定を検討。

買う理由(5

JR・阪急・阪神・地下鉄が集中する関西第二の交通ハブ

中央区は2035年まで人口増が続く見通し

JR三ノ宮新駅ビル(2029年)・三宮クロスの連続完成

地価はバブル期ピークの74%水準で東京主要区より割安

1,000年に一度の津波対策が完了(2023年3月)

買わない理由(5

地価はすでに再開発期待を先取りして高値圏

大阪・梅田との商業テナント競合

日銀利上げが利回りギャップを圧縮

南海トラフ地震の恒常的リスク

タワーマンション規制が供給と流動性に制約

人口の未来(三宮

出典: 国土数値情報 将来推計人口250mメッシュ/IPSS 令和5年推計(2020年国勢調査ベース)

駅中心から半径1km・46メッシュ(250m四方)を合算。全国・都道府県と同一基準で対比。

総人口
43,940人(2025)
2050年 98 (2025=100)
指数(2025年=100)
2020年 97972025年 1001002030年 1011012035年 1011012040年 1001002045年 99992050年 98982055年 95952060年 92922065年 88882070年 8383全国 71203040506070
高齢化率
22.1%
全国比 -7.5pt
= 65歳以上 ÷ 総人口
2025年 22.1%22.12030年 23.6%23.62035年 26.2%26.22040年 30.2%30.22045年 33%332050年 35.7%35.72055年 38.3%38.32060年 41.4%41.42065年 43.7%43.72070年 43.6%43.6全国 38.7%3040506070
三宮(半径1km)全国

全国は総人口が2050年に85(2025=100)まで減るのに対し、この範囲は98減少傾向) 高齢化率も全国より7.5pt低い(若い) 生産年齢人口(15〜64歳)は30,817人(2025)→24,899人(2050)。賃貸需要の担い手の厚みを測る目安。

世帯構成(三宮

出典: 国勢調査(2010・2015・2020)をもとにRETTO算出

神戸市中央区の一般世帯に占める割合。市区町村単位(駅周辺ではなく行政区全体)。

単身世帯率
64.4%2020
全国比 +26.4pt10年で +4.3pt
= 単独世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 38.0%2010年 三宮 60.1%60.12015年 三宮 62.4%62.42020年 三宮 64.4%64.4101520
夫婦と子供世帯率
12.7%2020
全国比 -12.3pt10年で -1.7pt
= 夫婦と子供から成る世帯 ÷ 一般世帯総数
全国 25.0%2010年 三宮 14.4%14.42015年 三宮 13.7%13.72020年 三宮 12.7%12.7101520
三宮神戸市中央区全国

単身世帯率は64.4%と全国より26.4pt高い10年の変化は+4.3ptで、全国(+5.6pt)より単身化のペースは緩やか夫婦と子供世帯は12.7%と全国より12.3pt低い なお単身のうち65歳以上は11.8%(全国12.1%)。単身世帯の中身が若年層か高齢層かを見る目安。

住宅地の地価推移(万円/m²

※ 地価推移はエリア内の住宅地公示地点の中央値です。

土地価格

実勢価格
Coming Soon
実際の取引価格
公示価格(基準)
34.5万円/m²
20.854.7万円/m²
2025年 / 19地点
路線価
38万円/m²
16138万円/m²
令和6年 / 928地点
乖離率(公示価格を100%とした場合)
実勢 110%
公示 100%
路線価 110%

公示価格は住宅地の調査地点のみ、路線価は住宅地・商業地の区別なく道路ごとに評価した値です。

路線価は道路ごとに異なるため、物件に面した道路の値を国税庁路線価図からPDFでご確認ください。

出典:「地価公示データ」(国土交通省 不動産情報ライブラリ)をもとにRETTO作成

空き家率・賃貸空室率(神戸市中央区

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(2023年)

5年ごとの全国統一調査(住宅・土地統計調査)にもとづく指標。

空き家率
13.2%
全国比 -0.6pt前回比 +0.3pt
= 空き家 ÷ 全住宅
全国 13.8%2008年 14.7%14.72013年 14.2%14.22018年 12.9%12.92023年 13.2%13.208131823
賃貸空室率
14.5%
全国比 -4.1pt前回比 -0.9pt
= 賃貸の空き ÷ 賃貸全体
全国 18.6%2013年 15.7%15.72018年 15.4%15.42023年 14.5%14.508131823
神戸市中央区全国

空き家率13.2%の内訳

空き家を100%とした構成比
64%
29%
賃貸用64%その他(相続放置・長期不在)29%売却用・別荘等8%

空き家率は街全体の余り具合。内訳でその他(相続放置・長期不在)が多いほど相続放置など街の衰退サイン。

賃貸空室率は賃貸だけの埋まり具合。数値が高いほど貸しても埋まりにくい。

鑑定士のまとめ

温度感

弱含み横ばい上昇強上昇
  1. 01
    いま

    市場の特徴

    誰が、いま、どう買っているのか?

    買い手の需要層マンションデベロッパー買い手の需要層資産家・富裕層エリア性格駅前の繁華街エリア性格成熟した商業エリアエリア性格昔から続く住宅街

    三宮エリアの同一需給圏は阪急・JR・阪神・地下鉄の各沿線を通じて神戸市および阪神間諸都市に広がる。商業地の主な需要者は地縁性を持つ地元事業者・事業法人が中心だが、三宮センター街や旧居留地など希少性の高い区画ではより広域の不動産ファンドや全国チェーン系の需要も認められる。加えてマンション事業者による用地取得需要が中心部周縁(下山手・熊内・磯上通など)で旺盛であり、複数の鑑定士が「不動産需給が逼迫している」と共通して指摘する。住宅地は神戸市東部居住者が需要の中心だが、山手の声望エリア(山本通・北野)では大阪圏を含む富裕層需要も確認される。取引規模・価格帯は地区ごとに大きく異なり、中心価格帯を一様に提示することは困難とされる。

  2. 02
    なぜ

    地価を動かす要因

    何が上げ、何が下げているのか?

    強み再開発強み観光集客マクロ感応性観光景気感応

    一般的要因として、30件中28件以上で三宮地区再開発への期待と関連整備事業の進捗が地価押し上げ要因として言及されている。観光入込客数の増加も10件超で取り上げられ、旧居留地・歓楽街・元町商店街エリアの賃料・収益回復を後押ししている。地域要因の変動として顕著な動きは少なく、多くの地点で「安定的に推移」と判定されている。一方、金利上昇気配・物価高による市況反転懸念は20件前後で触れられているが、「足元の実需への影響は軽微」とする判断が多数を占める。個別要因に変動のない地点がほとんどで、変動率は商業中心部で年間+6〜+10%、周縁商業地で+3〜+6%、山手住宅地で+5〜+7%、坂地住宅地で+1〜+3%と顕著に分化している。

  3. 03
    どう値付け

    値付けの根拠

    比準と収益、どちらを重視したか?

    🔒 この章は Waiting List 登録後の招待でご覧いただけます

  4. 04
    これから

    これからの見通し

    向こう数年、どこに向かうか?

    🔒 この章は Waiting List 登録後の招待でご覧いただけます

— 不動産情報ライブラリ (国土交通省) の公示地価鑑定評価書 30 地点 (2025) を RETTO が要約

このエリアで、さらに見られる分析

  • 物件タイプ別の判定

    ファミリー向け・ワンルーム投資それぞれの向き不向き

  • 融資に使える金融機関

    エリアをカバーする銀行・信金と積極性

  • ハザード分析

    洪水・土砂・津波リスクと水害経験による地価補正

  • 主要駅までの所要時間・想定賃料

    通勤アクセスと賃料シミュレーション

Waiting List に登録する(無料)

招待制ベータのため、ご登録いただいた方から選考のうえ順次ご招待します